テクノロジー

Leading-edge cache system

「安定した快適な広告配信」を支える
「スケーラブルな高可用性」と「高速なデータアクセス」。
サーバの能力を最大限に引き出す先進のキャッシュ技術。

安定性を実現する「スケーラブルな高可用性」を持つ配信システムを実現

安定的なシステムとは「止まることのないシステム」であると私たちスペイシーズは考えています。そのため、性能が不足してきたら、サーバを追加するだけで解決できるスケーラビリティとサーバ故障であろうとも止まることのない高可用性を併せ持つシステムの構築を目指しました。スペイシーズは、独自のキャッシュによって配信に必要なデータを必要に応じて各サーバが保持することが可能にしました。これによってサーバ間での依存関係がなくなり、「スケーラブルな高可用性」を持った配信システムを実現しました。

快適さを提供する「高速なデータアクセス」が可能

快適さにはいかに速く広告を表示出来るのかが大きく影響します。そのためには、スケーラビリティだけでなく1台あたりでの性能を高く保つことが求められます。私たちスペイシーズが開発した独自のキャッシュシステムはシンプルであるがゆえに、「高速なデータアクセス」を行うことが可能です。これにより、サーバ性能の限界まで使い切ることが可能になり快適な広告表示を実現することが出来ました。また、サーバ1台あたりの性能が高いということはより少ないサーバ台数で配信システムを構築できることであり、私たちスペイシーズの競争力の原動にもなっています。

Hadoop + R

人と情報のベストマッチングから新しいビジネスが生まれる。
ビックデータ処理の高速化とスピーディーな解析を支える技術。

ユーザーに最適な広告を届けるためのさまざまな技術、その1つの答えがHadoop

従来、大量のデータを蓄積、解析するには、大規模なデータベースと莫大な時間を要するため、対象となるデータをある程度絞りこむ必要がありました。しかし、それではユーザーの好みや嗜好を正確に把握することは難しく、日々刻々と変化するニーズに追随することもできません。スペイシーズでは1日平均20億レコードにおよぶ大量のアクセスから生み出される大量のデータを蓄積し、しかも毎時単位で大量のデータから有効なデータ抽出し、解析する基盤をつくりあげています。大規模データ分散処理のためのオープンソースのフレームワークであるHadoopの処理能力を十分に活かすことによってつくりあげています。

それが人間に理解できる「カタチ」になっているということ

解析結果を如何に分かりやすく使いやすく視覚化するか。この課題を私たちは統計解析用プログラミング言語である「R」によって解決しています。多用な指標をとる解析結果でも、グラフなどによって即座にビジュアル化し、活用しやすいカタチで提示することが可能になりました。大量のデータを利用した素早い解析を実現するだけなく、結果を活用しやすくすることで新たな知見を得やすくするよう心がけています。スペイシーズは、ネット時代だからこそ収集し得る大量のデータを少しも無駄にすることなく、サイトやサービスを利用するユーザーおよびWeb広告に関わる私たちに新たな価値を提供する資源として大切に活用しています。

Ruby on Rails

クラウド時代のICTに求められる
「変化に素早く、しかも低コストで即応できるしなやかさ」を実現する技術。

高いユーザービリティを実現

はじめから完全、完璧なシステムを作って提供することは現実的ではないと私たちは考えています。メニューの位置や大きさひとつをとっても、使いやすい使いにくいといった感覚は人それぞれ。だからむしろ、完全なものを作り上げるよりも、実際に多くの利用者の方に操作していただいた使用感を丹念にヒアリングしながらより良く進化させていく努力を継続することを選びました。最初から完璧を目指すのではなく、ある程度まで完成したシステムを、利用する人々や要望やビジネスの変化にあわせて、素早く柔軟に変化させていきたい!そう考えております。

常に成長し続けるプロダクト

またシステムをご利用いただいている方からのフィードバックを迅速に反映することで、常に利用者の皆様に価値のある機能をご提供し続けていく努力をしています。まだ取り組み始めたばかりですが、デザイナー、システムを利用する皆様とともに、要望とビジネスの変化に素早く柔軟に対応しつづけることで、システムを通じた価値を提供し続けたいと考えています。